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【独学でも十分】お金の知識を身に付けるなら、FP3級から始めてみよう!

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こんにちは、1級ファイナンシャルプランナーのMai(@MaiHayashi7)です。

今日はこれからお金について学んでいきたいという人や、今までお金に関して全然勉強してこなかったという人に向けてのお話です。

 

先日、こんなツイートをしました。

 

将来のためにお金を貯めたい、稼ぎたい、お金の知識を身につけたい。
でも、セミナーに参加したり金融機関に訪ねていくのは、高額な商品を売られたり勧誘されそうで怖い。
そんな人はまず、自分で知識を身につけることから始めましょう。

おすすめなのはFP3級と簿記。
いきなりの資格取得に抵抗がある人は、とりあえず日経新聞を読んで言葉を調べることから始めてもいい。
私も、第一歩目は本屋さんに足を運ぶことがスタートでした。
とにかく動いてみることが大事!

 

将来のためにお金を貯めたい、稼ぎたい、お金の知識を身に付けたいという方へ。

私なりにFP資格を取得するメリットや勉強方法、使用テキスト等についてまとめてみましたので、これから勉強していきたいという人は参考にしてみて下さい。

 

始めてお金の知識を学ぶなら、FP3級がおすすめ!

 

そもそも、FP(ファイナンシャルプランナー)資格とは?

皆さん聞いたことはあるかと思いますが、FP(ファイナンシャルプランナー)とは一人一人の将来の夢や目標に対して、お金の面で様々な悩みをサポートし、その解決策をアドバイスする専門家です。

簡単に言うと、「お金まわりに関する総合アドバイザー」とイメージしてもらったらよいかもしれません。

 

FP資格と言っても、実は以下のような種類があります。

CFP認定者 … 世界25か国・地域で認められ、FPとしてプロフェッショナルであることを証明する上級資格。日本での資格取得者は約23,000人。(期間毎に更新が必要)

 

AFP認定者 … 25年以上の歴史を持ち、国内で幅広く普及しているFP資格。日本での資格取得者は約16万人。(FP2級以上から登録可・期間毎に更新が必要)

 

FP技能士 … 国家検定の一つで、1~3級まである。(1級・2級は受験資格が必要)

 

初めてFPの試験を受ける場合は、誰でも受験することができる3級から始めるのが一般的です。

3級の試験は、学科・実技ともに合格率が85%を超えており(日本FP協会:2021年1月試験)、お金に関する資格の中では初めての人でも挑戦しやすい部類かと思います。

 

テキストと問題集を使って科目ごとに要点を抑えていけば、まず落ちることはありません。

お金に関する基礎知識を身に付けたいという人は、FP3級から挑戦してみましょう!

 

FP試験で学ぶこと

FP試験で学ぶ分野には、6つのカテゴリーがあります。

出題範囲としては、お金に関する基本的なことが幅広く学べるようになっています。

 

ライフプランニングと資金計画(公的年金や社会保険の全体像、住宅ローン、教育ローンなどの仕組みについて)

 

リスク管理(生命保険、損害保険、その他の保険の仕組みや種類、特徴について)

 

金融資産運用(金融の基本的な用語、株式・債券・投資信託の仕組み、それにかかる税金について)

 

タックスプランニング(所得税の仕組みや種類、所得控除、税額控除、計算方法について)

 

不動産(不動産にかかる取引や法令、固定資産税などの税金について)

 

相続・事業継承(相続の概要や相続税・贈与税の計算方法、財産の評価などについて)

 

FP3級の学科試験に関しては2択もしくは3択での回答になりますので、大まかに用語の意味や計算式を頭に入れておくようにしましょう。

 

金融の用語に初めて触れる人は、特に難しく感じるかもしれません。

最初から、細かいところまで調べようとするとなかなか試験勉強が進まなくなりますので、まずは自分の馴染みやすい分野や得意なところから進めていくのがよいでしょう。

 

FP資格を取得するメリットとは?

実際に、FPの資格を取るとどのようなメリットがあるのでしょうか。

以下、簡単にまとめてみましたのでこれから挑戦するという人は参考にしてみて下さい!

 

すぐに実生活に役立てることができる

資格を取得することでお金に関する基礎知識が身に付き、すぐに実生活に役立てることができます。

 

例えば、以下のような例。

・公的年金の仕組みが分かり、自分が将来どのくらいの年金をもらえるのか大まかに計算できるようになる

・給与明細の見方が分かることで、お給料からどのような税金がどれくらい引かれているのか分かるようになる

・住宅を買った際にはどのような税金がかかるのか、住宅ローンにはどんな種類があるのか分かるようになる

・生命保険や損害保険の仕組みが分かり、自分がどんな保険に加入しているのかが分かる

 

勉強することですぐ実生活に活かすことができるのは、FP資格を取得する最大のメリットです!

 

資産運用や投資への一歩を踏み出しやすくなる

金融資産運用の分野では、株式・債券・投資信託などの基本的な仕組みや用語の意味、利回りなどの計算方法を学ぶことができます。

一般的には理解するのが難しいと言われる金融商品の仕組みについて学ぶことができるので、自分で資産運用を始める際の手掛かりとなります。

 

特に証券系の金融商品で運用する際には、基本的な商品知識や経済に関する情報収集が欠かせません。

運用にあたってはそれなりのリスクはありますが、それ以上にリターンが期待できるのが証券系の商品の特徴です。

予め基礎知識を学んでおくことで、今まで資産運用をしたことがないという人でも一歩を踏み出しやすくなるでしょう。

 

国家資格のため、一生ものの資格になる(転職や副業にも役立つ)

国家資格の中には業務経験や年単位で更新が必要なものがありますが、FP資格に関しては一度取得してしてしまえば有効期限はありません。

 

またFPの資格を持っていると、お金の専門家としての肩書を持つことができ、証券会社や保険会社などの金融機関、FP事務所などへの転職も有利になります。(企業によっては2級以上が必要な場合もあり)

副業としても、お金に関するライター業や身近な人のライフプランについてアドバイスができるようになりますので、本業とは別に収入源を作りたいという人にもおすすめです。

 

まずは3級から取得し、実践に生かしながら2級、AFP資格とステップアップしていく人も多くいます!

 

FP資格と併せて、簿記もおすすめ

FP試験では、基本的に身の回りのお金や社会経済に関する用語・仕組みを中心に勉強をしていきますが、簿記の資格では実際の仕分けや決算書、財務諸表について学ぶことができます。

貸借対照表やキャッシュフロー計算書などの財務諸表が読めるようになると、株式投資などの銘柄分析に役立てられるのはもちろん、家計においての資金管理にも役立てることができます。

 

余裕がある人は、FP3級と併せて簿記の資格にも挑戦してみると良いでしょう。

 

 

【重要】自ら学んで知識をつけることが大事

 

皆さん日頃から、お金に関しては関心が高いと思います。

しかし実際にお金について勉強しよう思ったときに、いきなり個別相談を申込んだり、直接金融機関に訪ねていくのは、「中身がよく分からないから怖い」「高額な商品を売られたり、勧誘されそうで怖い」という人も多いと思います。

 

確かに実際に行動をする、知識を付けるという上では、いきなりの個別相談やセミナーに参加してみること自体は間違いではないのですが、お金に関してはある程度自分で基礎知識を付けてから、もしくは世の中のお金の仕組みや勧められた金融商品が良いものか悪いものか判断出来るようになってからでも遅くはないと思います。

 

具体的な勉強方法は?

私の場合は、3級・2級に関してはこちらのシリーズのテキストと問題集を使用しました。

内容が分かりやすくまとめられているのはもちろん、カラーで図や表などが多く使われているのでとても勉強しやすいです。

 

 

私なりの勉強の進め方

① まずは6分野の中でとりかかるカテゴリーを決めて、どんな問題が出ているか先に問題集に目を通す(できればFP協会のHPから過去問にも目を通すと良い)

② 問題集を見た後はテキスト学習に入り、1周目はざっくりと読み進める(ここでは分からない単語は読み飛ばしてOK)

③ テキスト2周目は、先ほど分からなかった用語について一つずつ調べながら読み進めていく(100%完璧に理解しなくても大丈夫です、あくまでも「全体的にざっくり理解」を意識しましょう)

④ テキストでのインプットが終わったら、問題集と過去問(過去2年分)を3回ほど繰り返す

 

過去問に関しては、日本FP協会のホームページから閲覧することが可能です。

ただし法令が変わっていることもあるので、あまり古いものまで解く必要はありません。

 

また3級の次に2級を受験すると決めている人は、ここで2級の過去問も併せて見ておくと、スムーズに次の試験準備ができるのでおすすめです。

 

とにかく動いてみることが大事

「今まで資格を取ったことがない」「試験を受けて落ちるのが怖い」という人は、とりあえず日経新聞を読んで、意味の分からない用語を辞書やインターネットで調べることから始めてもOKです。

 

要は、知らないことや分からないことに対して、自らが動いて調べるという姿勢が大事です。

分からないことを分からないままにしていては、この先一向に成長することはできません。

 

私もFP試験の勉強を始めたときは、全くの知識0、金融業界未経験の状態からのスタートでした。

これからの自分の人生をもっと豊かなものにするために、お金についてもっと勉強したい、知りたいと思って踏み出した一歩は本屋さんへ向かうことでした。

 

今の時代は本に限らずインターネットやSNS等で、いくらでも有益な情報は集めることができるので、あとはやるかやらないかの違いだと思います。

生きていくためのツールとしてお金は必要不可欠なものであり、豊かな人生を送るためにも、また自分を守るためにも、今後さらにお金の知識(マネーリテラシー)は高めていく必要があると思います。

 

というわけで、今回は以上になります。

最後に、こちらのツイートもご覧下さい。

 

この記事を書いた人
Mai Hayashi

1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)。
FPで培ったお金の知識や趣味の株式投資を始め、暮らし・子育てに関する記事も発信していきます。

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マネリテラ – money literacy –

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