こんにちは、1級ファイナンシャルプランナーのMai(@MaiHayashi7)です。
今回は、生命保険の基本について解説していきたいと思います。
本記事のテーマ
【生命保険の基本】三つの保険とは?まずはこれだけ押さえておこう
① 定期保険
② 養老保険
③ 終身保険
本記事を読むことによって
この記事を読むことで、生命保険の基本である三つの保険について学ぶことができます。
生命保険とは、保険の対象者が死亡した時や高度障害などの重い障害を負った際に保険金を受け取る仕組みです。
保険というと難しく思われがちですが、今回お話しする三つの保険を理解しておけばそれほど難しくはありません。
生命保険は三つの保険が組み合わさって成り立っているものがほとんどなので、まずは基本の三つの形を理解しておきましょう。
① 定期保険
定期保険とは、「〇歳から〇歳まで」のように期間が決まっている保険になります。
例えば上の図だと、30歳から60歳までの間に亡くなると1,000万円の保険金が下りるという仕組みです。
60歳までに亡くなったら1,000万円、60歳以降に亡くなったら0円です。
仕組みは非常にシンプルな形ですね。
定期保険のポイント
・ 三つの中で一番保険料が安い
・ 掛け捨てのため、途中で解約しても解約返戻金はほとんど無し
・ 保険の対象になったら保険金が下りる、ならなかったら下りない、と作りがシンプル
・ 途中で何も起こらず、保険を使わなければ保険料を払っただけになる
・ 満期保険金も無し
② 養老保険
養老保険とは、別名「生死混合保険」とも言われ、保障と貯蓄性の両方を兼ね備えた保険になります。
例えば上の図だと、30歳から60歳までの間に亡くなると1,000万円を受け取ることができ、無事に60歳を迎えても満期保険金として1,000万円を受け取ることができます。
つまり生きていても亡くなっても、どちらにしても1,000万円がもらえる仕組みになります。
また保険料を全部で約896万円支払って1,000万円が受け取れるため、払った保険料よりも多い金額を受け取ることができることから資産形成に活用される場合もあります。
養老保険のポイント
・ 三つの中で一番保険料が高い
・ 途中で死亡しても、満期まで生きていても、どちらにしても保険金が受け取れる
・ 払ったお金よりも増えて戻ってくるため、老後資金などの資産形成に活用される場合もある
③ 終身保険
終身保険とは、加入してから亡くなるまで、保障が一生涯続くという終身型の保険になります。
例えば上の図だと、30歳で加入してから亡くなるまで一生涯保障が続きます。
保険料は60歳で支払いが終わりますが、払込みが終わった後も亡くなれば1,000万円の保険金がおります。
極端な話、120歳で亡くなっても1,000万円を受け取ることができます。
途中解約をした場合は
保険料を払い込んでいる間の60歳までに解約した場合は、払った金額よりも少ないお金が手元に戻ってきます。
逆に払込みが終わった60歳以降に解約した場合は、払った金額より少しお金が増えて戻ってきます。
終身保険のポイント
・ 保険料は定期保険より高く、養老保険より安い
・ 加入してから亡くなるまで、保障が一生涯
・ 保険料の支払期間を選べる(10年・15年や、60歳・65歳までなど)
・ 途中で解約しても、払い込んだ保険料の一部が解約返戻金として戻ってくる
・ 貯蓄性があり、積立て型
・ 保険料の払込みが終わったあとは、払った金額よりも少し増えて戻ってくる
・ 教育資金や老後資金などの資産形成に活用される場合もある
どうでしたか?
生命保険の基本を理解しておくことで、生命保険を選ぶとき・見直すときに、自分にはどのタイプの保険が合っているか、必要なのかを考えやすくなります。
今回お話しした三つの保険はそれぞれに特徴や良し悪しがあり、どれが一番良いということではありません。
大切なのは、自分の状況に合わせて必要な保険に必要なだけ加入するということです。
家計の見直しの際にもお話ししましたが、保険は必要以上に加入する必要はありません。
まずは、自分に保険は必要なのか、必要な場合はどんな保障が必要なのか、加入の目的と自分に合った保障額を明確にすることから始めましょう。
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