こんにちは、1級ファイナンシャルプランナーのMai(@MaiHayashi7)です。
先日、こんなツイートをしました。
老後資金について考えるときの話。
若いうちは我慢して、お金を貯めて老後に楽するか、現役に少し自由な暮らしをして老後は切り詰めるか、って話あるけど。
なんで、今も楽しんで、老後も自由な生活するって選択肢がないの?
— まい@「お金の知識」と「ポジティブ思考」をお届け! (@MaiHayashi7) April 20, 2021
皆さんは、老後資金についてお金を貯めていこう!と考えたとき、以下のような考え方をしていませんか?
「若いうちは少し我慢をして、できるだけ出費を少なくして頑張ってお金を貯める」
または、
「現役時代はある程度自由な暮らしをするが、老後は年金を頼りに切り詰めて生活する」
これ、どちらも間違いではないと思いますが、私の考えは少し違います。
なぜ「今も楽しみながら、老後も楽しく自由な生活をする」という選択肢がないのでしょうか?
なぜどちらか一つの楽しみしか選べず、何かを犠牲にしなければいけないのでしょうか?
お金を貯めることや、増やして長期的に資産を作っていくことを「資産形成」と言いますが、資産形成は今を犠牲にするものではなく、将来のためだけのものでもありません。
資産形成とは、今生きているこの時間を楽しむためにも必要なものなのです。
もっと具体的に言うと、目的に合わせて必要な金額を早め早めに準備できれば、それ以外のお金は今を楽しむために使うことができるんです。
例えば、お金を貯める目的として「人生の三大支出」を目標に資産形成を始める人も多いですが、その場合の目標額の決め方としては以下のような方法があります。
・教育資金の場合 → 子供の進路(公立・私立)に合わせて何年後にいくら必要なのかを試算し、今からいくら貯めていかないといけないのかを逆算する
・住宅資金の場合 → どのくらいの予算で住宅ローンを組むのか、毎月の返済額や頭金・繰り上げ返済はどうするのか、住宅ローン完済までの資金計画を事前に立てる
・老後資金の場合 → ねんきん定期便を使って、将来自分がどのくらいの年金を受給できるのかを試算する。それに合わせていくら足りないのか不足分を計算し、今からいくら貯めていかないといけないのかを逆算する
これ以外にも、使う目的や時期が決まっているものは、予め金額を明確にして事前準備をしておくことで、それ以外のお金は使ってもよいということになります。
将来のことを考えると不安になるのは分かりますが、一番良くないのは常にお金の不安に駆られて、今も将来も楽しめない人生です。
若い時も老後も、何でか分からないけどずっと苦しかった、不安だった、というシナリオだけは避けたいですよね。
今日は資産形成についてお話ししましたが、お金のことに限らず早め早めに準備をするということは、今生きているこの時間を大切にする、という意味でも非常に大切な考え方です。
闇雲に見えない不安と戦うのではなく、将来を楽しむためにも、まずは今のこの時間を大切に過ごしていきたいと思っています☆
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